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ペンギン4.0の影響?

コラム

先だってコアアルゴリズムに組み入れられたペンギン、通称「ペンギン4.0」の波及効果が出てきているのか、ウェブマスターヘルプフォーラムには今までにないくらい同じようなトピックが目立つようになってきました。
ペンギンの導入、大きなペンギンアップデート毎に「ペンギン1.0」「ペンギン2.0」「ペンギン3.0」と呼称がつけられ、今回で「ペンギン4.0」になったということだそうです。
いやしかし、久しぶりにウェブマスターヘルプフォーラムが活気づいていると感じています。
弊社でも同様の事例を見ていること、匿名で同様のご質問を頂く件数が先週末から異様に増えたということ、また、トピックの件数自体が増えているようで、ウェブマスターヘルプフォーラムが活気づいているように見受けました。
ということで、今回のコラムでは、そんなペンギン4.0について書いてみたいと思います。
「ちょっとは役に立ったかな?」や「ちょっと面白いな(笑)」みたいなことを感じられましたら、シェアして頂けますと幸いです。

SEO/MEO情報に投稿したコラム記事

ペンギン4.0の影響?

ウェブマスターヘルプフォーラムイメージ
ウェブマスターヘルプフォーラムをチェック

まず、ウェブマスターヘルプフォーラムを見てください。

ペンギン4.0がリリースされてから立っている新しいトピックの内容に特徴がみられます。
この特徴などを挙げながら傾向について考えたいと思います。

以下の記事がペンギン4.0のリリース記事です。
本家ブログで公開されています。

海外SEO情報ブログの参考記事

鈴木氏が更新されている海外SEO情報ブログにペンギン4.0に関する記事が書かれていました。

検索エンジンに関する方の仰られてることなので、正確な情報だとは思いますが、検索エンジンのロジックは別のところで動いているような気がします。
仰られてることだけを真に受けて被リンクを見直そうとも、そもそも被リンクを集めている類ではないサイトの順位に大きな変動が出ても対策の打ちようがありません。

検索エンジンのロジックに関する情報に白黒をつけたいわけではありません。
ただ、意味もなく順位が下落された方でも対策を取るために、これから本項でその特徴や傾向を掴んでみたいと考えた次第です。

トピックに見られる特徴と傾向
トップページが表示されない、若しくは順位が急降下する

トピックの中に以下のようなトピックがありました。

上記には、とりあえず上から順に表示されていたトピックを挙げました。
他にも多数、似たようなトピックがありましたが、とりあえずは特徴を掴むということで、上記トピックを見て頂ければと思います。

しかし、どのトピックでも運営サイトが突然圏外に飛んでいることや、検索順位に表示されなくなった旨のことが書かれています。
トップページだけが表示されないなどのトピックもあります。

実はここ数日で、そのことについてのお問合せを数件程頂きました。
なので、トピックに書かれているだけでなく、日本全国で同様の状況に陥っている企業様も多いのではないかと想像しています。

ペンギン4.0が導入されてからの動きですので、ペンギンの影響であることは間違いないと思われますが、被リンク施策をしているわけではないサイトでも順位が下落しています。
ただ、色々挙げられているサイトには以下のような特徴があるように見受けています。

  • 表示速度に問題がある。
  • モバイルフレンドリー、若しくはスマホ対応において問題あり?
  • サイトの中身のソース記述に問題あり?(素人が書いたソースに見える)
  • サイト構造が動的過ぎて管理の範疇を超えている?

というところかな、と考えました。

最近のGoogleの目立った取り組み

最近のGoogleの目立った取り組みとして、「スマホ対応」と「AMP」、「コンテンツ評価(UI構造においてのスパムチェックやクローリング精度)」あたりかなと思います。
「スパムリンク対策」については、ずっと取り組まれていると思いますので、ここ最近のことだけではないと考えています。

スマホ対応とAMPは同じ類になるかもしれませんが、やはり異なるモノだと考えています。
検索結果上で「モバイルフレンドリーではありません。」というような表記もされています。
同時に、表示速度やコンテンツの量やあり方についても、Googleはずっと指摘されてきました。

コンテンツ評価については小さい動きが多いです。
例えば、jQueryやajaxなどで見えないコンテンツの扱いについてはちょっと前から動かれています。
なので、UIに表示されないコンテンツがスニペットに表示されなくなるなど、ちょっとした配慮などもリリースされています。

ウェブライダーの松尾氏もよく示唆されていますが、「SEOに重要なのはライティング」というのは、詰まるところやはりコンテンツに反映されるわけですが、このコンテンツ自体が評価されにくい構成や構造になっているとかなり辛い感じになることが多いです。

他、例えば予測クローリングでわけの分からないページがクローリングされるというような事象に関して言えば、サイト運営のオチだと考えています。
また、理解していないプログラムを実装するというのは、もはや、身の丈を超えたサイト運営です。

昨今のASPやオープンソースは高度になってきたと感じることが多いです。
本当に静的に運用すると凡そ手が出ないことや理解出来ないことを、勝手にフォローしてくれています。
それくらい便利になった反面、運営者の理解の範疇を超えることも少なくないと感じています。
そのツケが、どこかでエラーになって出てくるということも珍しくありません。
クローラーが適切に判断できないコンテンツになっているかどうかというチェックは、やはり出来るに越したことはないと考えています。

なので、ペンギン4.0は今までのスパムリンクに関するチェックというより、直近のGoogleの取り組みがより厳格化したというように捉えることが自然だと考えました。
文章にするとなかなか表現が難しいのでここでは物凄くざっくりしたお話になってしまっていますが、兎角、そう考える次第でございます。

ネガティブSEOに向けたアルゴリズムだとしたら・・・

ペンギン4.0がネガティブSEOに向けられたアルゴリズムだとすると、突然トップページのみ検索結果に表示されなくなる、、、というような挙動はちょっとズレてるかな、と思われます。
まして、少なくともトピックの中では被リンク施策をしたことがないサイト様でも、トップページが表示されないという事象が出ているようです。
こんなことを言うのもアレですが、巻き込まれ事故感が半端ではありません。^^;

そして、そういうサイトに関しては、どちらかと言うと被リンクよりもサイトの構築技術に問題があるのかな?と思わざるを得ないような感じがしています。
サイトの構築技術云々を、決して悪く言うつもりはありませんでして、サイト様の状況は色々あると思いますので、そこを責めるつもりは決してありません。
ただ、前述のような細かい昨今のGoogleの動きとその傾向と、運営サイトを見比べてみると、必ずと言っていいほどオチはあるはずです。

なので、ペンギンの影響で順位が動いたとしても、やはりサイトやコンテンツの在り方を見直すべきかなと考えています。

まとめ

ということで、ウェブマスターヘルプフォーラムや頂いたご質問や、弊社で見させて頂いているサイトの傾向からこれらのようなことを考えた次第です。
躍起になって荒を探しても、なかなか難しいことだと思います。
荒探しをすることが無意味というわけではなく、改めてサイトに関してご自身で制御できることを探し一つ一つ手を入れてくのがベストかなと思われます。

と、ネガティブかもしれないことばかりを書いてしまいましたが、今回の動きによって良い動きが見えたことサイトもございまして、いきなりアクセスや売り上げが倍以上に伸びたECサイトも見ることが出来ました。
他、コーポレートサイトでも同様です。
コツコツとサイトやコンテンツを構築することで結果に繋がるなど、決してネガティブな側面ばかりではないと思っています。

最後に、上手く動いてくれているサイトの特徴を挙げて、このお話を締めさせて頂きたく思います。
個別のメッセージやコメントを頂けましたら個別にお応え致しますし、本項の内容についてご意見ご感想、その他ご指摘などなど、頂きましたらすぐに対応させて頂きますので、ご遠慮なくお申し付け下さい。

  • サイトの構造がシンプル。(動的要素と静的要素を分けて構築しコンテンツの運用が出来ている。)
  • ASPやオープンソースを上手く使っている。(理解出来ない機能やプラグインのあるモノは使わない。)
  • 必要以上の表現を避けている。(派手ではないけど決して寂しいわけでもない。)
  • コンテンツについて、全員での協議ができている。

執筆 : 清水 隼斗

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