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SEOで目指すべきゴール

SEOの基礎知識

本項では、SEOで目指すべきゴールについて考えてみたいと思います。
単純に検索上位にだけ拘って中身が伴わないようなことをしても疲弊するだけです。
どのような企業様や個人様でも、お宝のようなコンテンツは山のようにあるはずです。
そのお宝のようなコンテンツをどのように活かすのか、そしてその先に何があるのか、疲弊しないSEOを実践するヒント満載の基礎情報です。
SEOとは、「Search Engine Marketing」の略であり、
「検索エンジン最適化」という意味があります。
簡単なような難しいような・・・一つ一つ紐解いていきたいと思います。
何のためのSEO?

SEOで目指すべきゴール

敢えてゴールは設定しなくていいかも?
SEOに期待する効果は検索順位を上げること?SNSで拡散されること?売上を上げること?

SEOに期待する効果・・・これだけは一言では語れません。
ECサイトならば売上に直結するキーワードで順位を上げることだと思います。
例えば、アパレルショップの場合、そう高くない単価の商品を販売するので数が必須です。
そのために、関係するキーワード全てで検索上位に位置したいところですよね。

しかし、単価の高い商品やサービス・・・例えば、リフォームや建築のようなケースの場合、売上もそうですが認知やファンの獲得が必須ですよね。
展示会のようなことをしたり、キャンペーンを打って出したり、かなり考えられてプロモーションをしてるように思います。

弊社にしても同じくです。
昨今はオウンドメディア(自社の媒体メディア)的な発想や内容を求められるようになってきました。
ですので、単純に順位を上げるだけでは色々と厳しいところです。
弊社のサイトが検索順位を上げてきていますが、まだあまり賛同は得られてない感じがします。
もっとコンテンツを発信してよ・・・というご期待の籠った叱咤を頂いています。ありがとうございます。
ということで、ずっと考え続けてることを発信する形態をとったのですが、やはり内容が伴わないと厳しいところです。

名実ともに伴ったコンテンツが最優先

ですので、検索順位もそうですが、やはり名実が伴ったコンテンツを持つことが、まずは最優先の傾向が非常に強いです。
そうすることで自ずと検索順位やアクセスボリュームが出てくるのかな、と考えています。
Googleはそのためのアルゴリズムを考えてきています。
そのため、リンクを貼ってもらうだけのような時は、検索順位が急激に落ちることがあるんですよね。

弊社は立場上、そういうシーンをやはり多く見ることになるわけですが、最近はSEOに期待する効果やゴールを最初から深く考えなくてもいいのかな?と考えるようになってきました。
もちろん、全く関係のないことをコンテンツにしても意味がありませんので、そういう意味ではなくて・・・というところです。
中長期的にショートゴールを考える必要はありますが、詰めて最終ゴールだけを考えてもうまくいかず疲弊するのかなと考えています。

誰もが持つお宝のようなコンテンツ
寝ても冷めてもサービスに関わってる方が持つ視点や知識

コンテンツに手入れをしてたり新しくコンテンツを追加してたりしますと、いつも思うことがあります。
それは、寝ても冷めても仕事としてサービスや製品に関わる方って、凄く深い知識を持っているということです。
そして、そのサービスや製品に歴史が必ずあるということなんですよね。

それらを如何にして具現化するかが勝負だと考えています。
100人の担当者様がいれば100人の表現方法があり、(多分、)お酒でも飲みながら語らせたら嫌になるくらいに長いと思うんですよね。
ユーザーはそういうコンテンツを出来るだけ簡潔に、簡潔でありながら何度でも違うケースで見ることが出来る具現化を求めてるのかなと思います。
そういうコンテンツは滞在時間が得てして長いです。
これは間違いありません。

ユーザーが求めてるモノがGoogleが出したい情報

そうやってファンを獲得していく流れになるわけですが、そういう情報こそGoogleが出したい情報なんですよね。
このお宝のようなコンテンツ情報、スイッチが入ったら長くなるであろう製品への想いや知識を発信してる間、売上が上がる前にファンが増えています。
最初からゴールを詰めて考える暇があったら、そういうショートゴールに向かうべきなのかもしれません。

とは言っても、サイトの構成や構造というのはどうしてもついてまわってきてしまいます。
内部の構造レベルが著しく低いと、Googleがクロール出来なかったりエラーを出したり、それでは元も子もありませんが、それらについては追って書いていきますのでここでは一旦は考えないモノとしますね。

この間に各種SNSで拡散されたり、話題になったり、メディアに拾ってもらったり、ページ数が倍以上になったり、必ず何かしらの変化が出てきます。
売上が上がる前に何かあるということなんですね。
ひょっとしたら目的のキーワードで順位が上がってるかもしれません・・・というか、この間に何かしらのデータに変動が出ていることでしょう。

最初に考えてたキーワードではうまくいかずロングテール施策に切り替えてうまくいったというケースはゴマンと存在します。
つまり、この時点でゴールを変更するなんてことも変わったことではなく当たり前のことなんですよね。
関わるサービスに関する想いや知識や歴史というのは、まず間違いなくお宝コンテンツになります。
そこを意識していきたいところだと考えています。

意識したいキーワードとGoogleの反応
差が出てくるデータ

この間に、色々と参考になるデータを取得することが出来ます。
滞在時間の長いキーワードやページ、どのようなキーワードで流入しているのか、Googleではどのようなコンテンツキーワードを認識しているのかなどなど。
先に紹介したSearch ConsoleやGoogle analyticsを見て頂くとよく分かります。
ここから初めてデータを意識した施策を開始するのがベストなのかもしれません。

寝ても冷めても製品に関わる方が、自らの知識や想いをコンテンツとして発信するわけですので、自ずと関係キーワードが増えていくことでしょう。
想いや知識を語って関係キーワードが増えない方もいらっしゃると思います。
しかし、敢えて言わせて頂くとすれば、それも一つのコンテンツです。
全員が全員、同じことを言うモノというのは、あくまでベースになる情報くらいのモノだと思います。
使い勝手に関する感想や見た目に対する感想なんてのは、全員違うのが当たり前です。
そういうキーワードやコンテンツの集合体にこそ、素晴らしいデータが隠れてる可能性が非常に高いです。

ちょっとした笑いやユーモアを入れるとまたさらに変化が・・・

昨今のコンテンツは真面目なだけではなく、ちょっとした笑いやユーモアがあるくらいがちょうどいい感じがしています。
数年前では、そういうコンテンツがあると怪しく見えたりもしました。
これもトレンドというやつでしょう。
珍しい例ではありますが、サントリー社のコンテンツが非常に面白く出ています。

サントリー社のページ : 人類以外採用

何も真面目に一つの方向だけを向かなくても、Search ConsoleやGoogle analyticsにはデータが出ていることだと思います。
ここからは少しテクニカルになってきますが、このような状態になってから意識したいキーワードに関するコンテンツを入れてくとGoogleの反応が良くなります。
最初から意識したいキーワードばかりを入れても反応があまりよくありませんが、コンテンツとしての土台が出来てからだと良好な反応が出ます。
これも間違いありません。

あっ、そうかも。

と思われた方もいると思います。
ちょっとしたこと、当たり前のこと、無駄だと思えることでも、それくらいに差が出てきます。
意に反することもあるかもしれませんが、ここにきて初めてテクニカルに走るくらいがちょうどいいモノなのかもしれません。

都度、ゴールを考える
雑なゴールよりも細く確実なゴール

そのような流れでWEBサイトを運用すると、コンテンツの幅が広く、選択肢がかなり広くなっていることと思います。
例えば、イベント用のコンテンツ、セール用のコンテンツ、展示会やセミナーのような時向けのコンテンツなどなど、幅広いコンテンツにゴールを設定出来ます。
イベントの告知って難しいですよね、物凄く難しいです。
スポットプロモーションで広告を出すのもアリですが、それまでの積み重ねがあることで効率よく告知することが可能です。

最初に考えたゴールとは全く方向性が違いますが、これも間違いなく一つのゴールです。
最初に考えたゴールはかなり雑なゴールなんですよね。
一つ一つ、検索ユーザーの求めるコンテンツを出し続けることで、細かいニーズに応えたゴールを設定することが可能です。
収益を安定化させるためにも、まずはコンテンツを見直しゴールを見直したいところかもしれませんね。

締め

SEOのゴールと題してコンテンツを書きましたが、SEOに終わりはありません。
Googleが進化し続け、情報が細分化されユーザーが賢くなるにつれ、更にSEOの重要度は増すことでしょう。
検索エンジンが世に出てから今までそういう進化を辿っていて、そしてまだ進化の途中です。

細かいことが多いですが、一つ一つを大事に積み重ねていき、その先のゴールをきっちり見据えたいところです。
雑な目標やゴールはユーザーにも関係者にもあまり好まれませんので、丁寧な施策を続けたいものですね。

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