当サイトは旧サイトで2024年12月更新をストップいたしました。
新サイト・新ページには新たなコンテンツを盛りだくさんで運用しております。新サイト・新ページは semlaboratory.jp/column/ にアクセスいただきますようよろしくお願いいたします。
Intro.jsは、jQueryがあってもなくても動的にチュートリアルを作成することが出来るJSスクリプトです。
デフォルトの設定のみ実装した環境では、jQueryは役割を果たしません。
以前に類似したjQueryプラグインも紹介致しました。
併せてこちらもご覧頂ければと思います。
今回のIntro.jsは、先に紹介したスクリプトやjQueryプラグインを足して二で割ったような機能でして、まさしく”チュートリアル!”という感じです。
ということで、細かいことは置いといて、進めていきたいと思います。
本家サイトです。
GitHubからプラグイン一式をダウンロードして頂けます。
phptemp_it_160920.zip
サンプルです。
サンプルには全ページにIntro.jsを設定しています。
トップページのみ、グローバルメニューにも説明が出てくるようにしています。
当サイト内の「SEOの基礎知識」の中のコンテンツです。
まず、cssファイルとjsファイルを読み込ませます。
ここでは、デフォルト設定のためのファイルを読み込ませています。
全ページ共通で読み込んでいるファイルに記述していますので、全ページに反映されます。
<link href="/css/introjs.css" type="text/css" rel="stylesheet" /> <script type="text/javascript" src="/js/intro.js"></script>
ダウンロードしてきたフォルダ内に「theme」フォルダにカラーを変えるcssファイルがありますので、自由に使って試してみてください。
特にありません。
js記述はありません・・・が、その代わりに、「intro.js」内で若干修正することが出来る箇所があります。
サンプルでアップしているjsファイルは「Skip」と「Done」を「終了」と修正しています。
これはチュートリアルのパネル内のテキストを修正したというところです。
割と自由に修正が出来るので、jsファイル内を見てみてください。
チュートリアルを開始するためのトリガー(リンクやボタン)が必要です。
サンプルでは、以前の記事と同じ感じで作成しました。
全ページ、ブラウザ上の右上部分に「チュートリアル」というリンクを作成しました。
このリンクをクリックすると、チュートリアルが開始します。
<div id="kaisetsu"><a href="javascript:void(0);" onclick="javascript:introJs().setOption('showProgress', true).start();">チュートリアル</a></div>
次にcss記述です。
body { position: relative; } #kaisetsu { position: fixed; top: 5px; right: 5px; } #kaisetsu a { display: block; padding: 5px; background-color: #666; color: #fff; border: 1px solid #666; } #kaisetsu a:hover { background-color: #fff; color: #666; border: 1px solid #666; }
上記のcssの記述内容は、各種main.cssファイルに記載致しました。
上記の記述でどの端末にも対応しますので、全ての各種main.cssに同じ内容で記述して頂いて問題ございません。
チュートリアルの説明を表示したい箇所に、以下の要素を書き加えてください。
上記の要素を書き加えることで、チュートリアルを開始した時に必要なデータが表示されるようになります。
以下に記述例を記載致します。
<div id="head"> <div id="head-l"> <div id="logo"><a href="/column/web/160920/01/" data-step="1" data-intro="ロゴ部分">コーヒー通販のコーヒーラボラトリー</a></div> <div id="logodisc"><h1>そのページで最も重要なキャッチ</h1></div> </div> <div id="head-r"> <ul data-step="2" data-intro="インフォメーション" data-position="bottom"> <li><a href="/column/web/160920/01/sitemap.php">サイトマップ</a></li> <li><a href="/column/web/160920/01/privacy.php">プライバシーポリシー</a></li> </ul> </div> </div>
上記のように記述することで、期待した位置に解説パネルを表示することが出来るようになります。
これで完成ですね。
チュートリアルのパネルの仕様について、本家ではたくさんのパターンを用意してくれています。
cssでカラーやデザインを変えることが出来ますが、動作の仕様も変えることが出来るようになっています。
中には、ページをまたいでチュートリアルを継続するような機能もあります。
これは、urlに引数を付け、その引数を拾って判断するというような流れになっています。
このような動作仕様の異なるスクリプトの設定については、本家でも説明がありますが、ダウンロードしてきたフォルダ内にもサンプルソースが同梱されています。
「example」というフォルダ内に、それぞれのサンプルソースがありますので、併せてチェックしておくといいかもしれません。
他、jQueryを使う時には、動的要素を追加する時にのみ必要になるようです。
ですので、通常に使う分には、jQueryは必要ないと思われます。
WEBサイトテンプレート(PHP)の修正にあたって、以下の点に配慮しています。
いかがでしたでしょうか?
過去に類似したスクリプトを見ている分、すぐに動作ロジックを理解できたのではないでしょうか?
この手のスクリプトを組み込む時に、一番最初にすべきことは、動作ロジックを理解することだと思っています。
この動作ロジックが分からないままだと、何が必要で何が不必要かが分からなくなります。
過去に紹介したスクリプトと同程度の難易度ですので、そこまで難しいモノではありません。
サイト内の説明や解説のためのページを設ける場合、本スクリプトなどは是非おススメしたいスクリプトです。
最後になりましたが、このスクリプトは商用利用の場合有料になりますので、ご注意くださいね。
執筆 : 清水 隼斗