AMP CDNキャッシュURL・・・と書きましたが、そもそもこのAMP CDNの概念が分からないとなかなか頭に入ってこないですよね。
ということで、簡単に説明しておきたいと思います。
AMP CDNの「AMP」は説明の必要はないかもしれませんね。
AMPは、「Accelerated Mobile Pages」の略です。
一定のマークアップルールに則ってつくられたページのことを指している言葉です。
Googleが陣頭指揮を取ってる感じでして、通常のマークアップとは異なるルールがあります。
CDNは、「Contents Delivery Network」の略です。
情報配信ネットワークと言うといいのかな?
AMPのルールに則ってつくられたページが配信されているサーバーネットワークのことを指している言葉です。
(※AMPページがどのように扱われているのか?と、そもそもAMPのことを知らない方は、「GoogleとTwitterが連携して策定しているプロジェクト、AMP(Accelerated Mobile Pages) HTML」をご覧ください。)
ですので、「AMP CDNキャッシュURL」と言うのは、AMPページがGoogleの持つAMP専用ネットワークのキャッシュにデータが残りまして、そのキャッシュに割り当てられたURLのことを指した言葉になります。
通常検索でも、検索結果の画面にサイト名やサイトURLがあり、サイトURLのすぐ横に矢印が表示されていて、その矢印をクリックすると「キャッシュ」と表示されることがあります。
(※全てのサイトのキャッシュがあるわけではありません。)
このリンクをクリックすると、Googleの持つキャッシュデータがGoogleの領域のURLで表示されています。
AMP CDNキャッシュURLが・・・というお話は、これらの概念の同類の概念のお話になる、、、という感じです。
まず、鈴木氏によって更新されている海外SEO情報ブログの過去記事をご覧ください。
ということで、キャッシュURLにサブドメインが割り当てられるというお話は以前から出ていました。
しかし、今まではデータを目視することが出来ませんでした。
アイキャッチ画像のURL一覧をご覧ください。
茶色の枠で囲っていますいる箇所に「cdn.ampproject.org」と「www-oosaka-web-jp.cdn.ampproject.org」があります。
以前からAMPページにアクセスがあった時は前者の「cdn.ampproject.org」が表示されていました。
しかし、2月8日以降(?)、「www-oosaka-web-jp.cdn.ampproject.org」の数字が残りはじめました。
サイトによって、このサイト専用ドメインが割り振られるタイミングや時期が異なるかもしれませんので、何とも言えないところがありますが、兎角、当サイトでは2月8日の数字から確認することが出来ました。
アイキャッチ画像のURL一覧は、Google Ananlyticsの「集客 → すべてのトラフィック → 参照サイト」のURL一覧です。
ということは、AMP CDNのキャッシュURL(サブドメイン含む)から、通常ページにアクセスしている・・・と考えるのが自然かな、、、と考えています。
Google Analyticsの「行動 → サイトコンテンツ → すべてのページ」を見ると、AMPページにアクセスがあることが分かります。
しかし、AMP CDNキャッシュURLは表示されていません。
なので、AMPページにGoogle Analyticsのタグを仕込んでも、キャッシュURLがAnalyticsに計上されるわけではなく、こちらのサーバーにあるAMPページのURLがAnalyticsに計上されているのかな?と考えられます。
この辺りの仕様については、理解不足のところがあるかもしれませんので、何か問題がありましたら、ご指摘の程宜しくお願い致します。^^;
ということで、また新たな発見があった先日でした。
しかし、AMP対応がなくても大した問題にはならないと思いますが、AMPページを設置することが出来ていて、検索結果に表示されていて、おまけにクリックもされている・・・となると、AMP対応の意味ってあったんじゃないかなと思います。
色々勉強になりますしね。
SEO対策は、小さいことを如何に積み重ねるかがポイントになると思っています。
ブランド力で拡散を狙った施策に力を入れるのか、サイト数を増やして自社サイトネットワークを構築するのか、一つのドメインでページを増やしコンテンツを増やして勝負するのか、、、などなど、やれることはいくらでもあると思うのですが、このAMPもその一環かなと思います。
特にAMPの場合は目に見えてるような感じなので、成果を感じやすいことも相まってモチベーションが上がりやすい施策なのかもしれません。
今まで興味を持つことが出来なかった方も、一つずつ積み重ねるようにして頂ければ、今回のように結果を目視することが出来るようになり、楽しめるのではないでしょうか。
そんなことをふと思った今日この頃です。
執筆 : 清水 隼斗