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2018年のSEOに関する見通し

コラム

2017年、技術的な進化によって、検索エンジン上でのマーケティング、WEBマーケティングに大きな変動が出てきた一年だったのではないでしょうか。
およそ専門家の多くが示唆していた「スマホ対応」、「AMP」、「PWA」の技術的な側面において、大きく飛躍した一年だったと思います。
また、SSLが無償で実装できるようなサービスが増えたことなどにおいても、大きな動きがあったように思います。
2018年は、これらがさらに発展すること間違いないことと、これらに対応するか否かによってサイトのあり方も変わるように考えています。
ということで、それらSEOに関する見通しを書き出して見たいと思います。
「ちょっとは役に立ったかな?」や「ちょっと面白いな(笑)」みたいなことを感じられましたら、シェアして頂けますと幸いです。

SEO/MEO情報に投稿したコラム記事

2018年のSEOに関する見通し

検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドイメージ
検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド

2018年、新年の挨拶をのぞいて、最初のSEOに関するコラム記事です。
年末年始の休暇中、このネタばかり考えてました(笑)

話が少し戻るようですが、昨年の12月13日(水)にGoogleウェブマスター向け公式ブログにて、「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド改定」に関する記事がポストされました。

改定された内容についての詳細までは分かりませんが、「モバイルフレンドリー」や「構造化データ」に関しては新しいネタだと思われます。
これらに関してはご一読しておいていただいた方がいいかもしれません。

2018年、どのように取り組んでいくのか?

さて、本項の本題です。
以下に、ピックアップすべき事象をまとめてみたいと思います。

SSL対応、リダイレクト、canonical

当サイトとwordpressで構築しているブログを昨年の末にSSL化いたしました。
2017年の中頃から、レンタルサーバーの多くで無償のSSLを実装することができるようになってきました。
ですので、それらにあやかったという流れです。
次期に有料のSSLに変えようと考えていますが、まずは無料のSSLで様子を見ているという感じです。

WordPressでは、SSL化するにあたって色んな障害になりそうなことが出てきたこともありプラグインができたり、多くのハウトゥがあったようです。
そして、その中で、一度検索順位が落ちたという報告がTwitter上に多くポストされていました。

当サイトでは、SSL化したことによって検索から消えたという事象や検索順位が著しく下がったという事象は見受けられません、今のところは。
ただ、WordPressを使ったブログに関しては、アクセス状況に変動があるようです。

ということは、リダイレクトやcanonicalの設定において、若干の不安定要因があると言ったところでしょうか。
下手なリダイレクトをすると大変なことになったりするのであまり使わないようにしていますが、そういう影響が出ているように思われます。

ドメインが代わり、リダイレクトをしている・・・これだけを見るとひと昔前のスパムの手法となんら変わりません(笑)
SSL化やサーバー移転、サイトリニューアルや別ドメインでサービスプロダクトサイトの構築など、今後、多数の選択肢が出てくる中で、これらに関する設定は慎重になった方がいいかもしれません。
2018年は2017年よりも多くの声が聞こえてくると想像しています。
くれぐれもご留意いただければと思う次第です。

AMP対応

AMPに関して、ちょくちょく質問をいただくようになってきました。
多くの情報が出るようになってきたこと、スマホで検索をすると「雷のマーク」が検索結果に出てきたこと、これらが要因になっていることと思われます。

AMPに関しては、徐々に機能が発展してきています。
少しずつではありますが、ダイナミックな表現ができるようになってきてきています。
まだ、通常のコーディングページに比べて乏しい表現ではありますが、スピード表示されるという面では抜群に早い感じがしています。

AMPはどちらかと言うと、接続スピードの遅い国で発展していくモノだと考えてた節がありましたが、いただく質問が増えているあたり、読む時にスピード表示されていることをメリットに感じ始めてきているものと考えています。
多忙な現代人向けな機能なのかもしれません。
そして、”読み物を探す”という時に表示に時間がかかるとそれだけで離脱に繋がりやすい時期になってきたかもしれません。

Search Consoleの「検索クエリ」の中でも、「AMP」に関する検索クエリが増えてきています。
あと、AMPの実装によってサイトへのアクセスが増えているというデータも目にしました。

決して大げさなことではないと思いますので、まだAMPを検討したことがない方は是非ご検討いただいても損ではないと思います。

PWA(Progressive Web App)対応

PWAとは、通常のWEBサイトをスマートフォンアプリのように挙動させることを言っています。
”Service Worker”という機能を使いWEBサイトをアプリに近づけるという概念です。

正直なところ、PWAに関しては2019年に火がつく予感・・・というところでして、2018年は水面下での構築に留まるんじゃないかなと思う次第でして・・・。

iOS(サファリ)の対応状況においてあまりに不透明すぎることが大きなネックになると考えています。
Googleが推し進めるということは、androidでは進むかもしれませんが、メジャー化するほどではないというところだと考えています。

ただ、Appleは2017年12月に、テンプレートでつくられたようなアプリをapple storeから削除するという力技に出たようでした。
これは、PWAのようなアプリのセカンドバージョン的な、アプリに変わる何かを許容するためのことだったのかな?と思わざるを得ないと言いますか・・・。

まだまだ機能的に進化することが予想できることもありますし、今日明日の話で、PWAがあーだこーだというお話にはならないかなと思う次第です。
ですが、2018年の進捗次第によっては、2019年になってすぐ火がつく可能性はあると考えます。

MFI(Mobile First Index)

これはタイムリーで進んでいるプロジェクトだと思うので、2018年には間違いなく大きな動きが出ることだと考えています。

しかし、誤解のないように補足しておきますと、必ずスマホページがなければいけないというお話ではありません。
ただ、スマホページがないと、今後、大きな影響を受けることは容易に想像できる感じがしています。

MFIとは、PC向けページよりも、スマホ向けページにつくられたコンテンツをメインデータとして扱いますよ・・・という意味です。
ただ、スマホページがない場合は、PC向けページのコンテンツをメインデータとして扱うということで、情報が出ていました。
今後はどうなるか分かりませんが。
2018年は、ここに大きな動きが出ると予想しています。

あと、SEOで本気で検索上位を狙いたいようでしたら、レスポンシブでサイトを制作されることをおすすめいたします。
レスポンシブがとりあえず確実です。
ダイナミックサービングやセパレート構造(別URL構造)にしても問題ないとは思いますが、リダイレクトのルールを上手く消化出来ず損しているケースは珍しいことではありません。
また、情報に偏りが出すぎていることなども珍しいことではないと感じています。

多くのサイトでスマホ対応は問題ないようになってはいると思いますが、改めて見直すべき時がくるかもしれません。

まとめ

これらの話題の多くは2017年からの続き的な、そんな感じがしています。
ですので、いきなり新たな概念が出てきて、突拍子もなく重要な要素になるということはないと思います。
やはり前年の流れを見て、サイトのあるべき姿を追ってユーザーファーストにすることが、間違いのないSEOになりそうです。

って、ありました!!
ありました、大変なことが・・・。
いきなり物凄い変動が起きたことがありました。
巷では「健康アップデート」と呼ばれた突然のアップデート・・・。

事の発端で言えば、2016年12月頃のWELQ問題です。
いきなりのアップデートでした。
というか、こればかりは見通しの立てようがないのでアレですが・・・という感じです。
「健康アップデート」に関するコラムを書いたので、リンクを置いておきます。

これに関しては、だいぶ稀な出来事ですので、見通しもへったくりもないかもしれませんが、突然の出来事にも備えておきたいところなのかもしれません。

稀なケースのお話はおいといて・・・。

2017年には多くの新サービスもリリースされており、IT業界もだいぶと話題が豊富な感じがしています。
ますますコンテンツ競争が激しくなることが予想されるわけですが、やはりSEOは外して考えることはできないでしょう。
無理に意識したりする必要はないかもしれませんが、何もしないままでは差が広がる一方のように思います。

Googleのアルゴリズムも進化していて単純な被リンク施策ではどうにもならないことも目に見えているので、これらの技術的な対応をどんどん進める一年になりそうな予感がする年始です。

いやしかし、話題に事欠かない2017年だったな・・・と改めて思っています。
ニーズの現れであったり、業界の発展であったり、ポジティブなことなのかなと考えています。
どうあれ、2018年も強みを活かしてやっていきたいと思います!

執筆 : 清水 隼斗

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