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Web Toolsで何が見れるのか?ということを端的に書くとすれば、「オンライン広告を掲載しても問題ないサイトになっていますか?」ということをチェックするサイトです。
広告主としてのサイトチェックではなく、広告を掲載する媒体として広告の掲載の仕方は問題ないか?という媒体側のチェックサービスのようです。
昨今、特にスマホサイトにおいて、オンライン広告掲載の手法について多く議論されています。
オンライン広告をブロックするアプリが出てきて、そのオンライン広告ブロックアプリのダウンロード数、売り上げともに結構な数字だった(と思います)こともあり、スマホでサイトを閲覧する際のオンライン広告のあり方については世界で議論されてきました。
そんな最中、昨年2016年9月に、GoogleやFacebook、IABなど16組織がオンライン広告改善団体を設立する流れになりました。
「Coalition for Better Ads」です。
「Coalition for Better Ads」って何?と思われる方は、以下の「Coalition for Better Ads」のサイトへアクセスしてみてください。
また、以下のページにはオンライン広告の基準としてのあり方の解説ページがあります。
そんなこんなで、オンライン広告のあり方が議論されてきたこともあり、GoogleではWeb Toolsをリリースしそれらをチェックすることができるようにし、またGoogle Chromeでは、デフォルトでオンライン広告ブロック機能を搭載するというところまできました。
因みにですが、Google Chromeのオンライン広告ブロック機能はまだ実装されていません。
2017年6月6日時点では、リリース予定です。
「PC」と「モバイル」という括りでチェックできるようになっていました。
ルートドメインを選択し、その選択されたドメイン毎にチェックが出来るようになっているようです。
当サイト「 oosaka-web.jp 」は、PC、モバイルともにどちらも「未審査」になっていました・・・って、広告を掲載しているわけではないので、当然のことかもしれません。
このサービスが広告主側のサイトにも当てはまるかどうか見てみようと思い、adwordsに出稿していますが、今の所、関係なさそうな気配が漂っています。
広告を掲載する媒体としてのテストをタイミングを見つけて実施してみようと思っていますので、そのうち、当サイトのどこかに広告が出ているかもしれません。
その時は、改めて報告しようと思います。
「テストツール」というリンクもありました。
元々、Search Consoleにも実装されていたリンクですので、特に変わりある仕様の実装というわけではなさそうです。
お馴染みのキーワードですね。
他、「その他のリソース」と「Search Console」へのリンクもありました。
また、Search Consoleのインターフェイスから、余計なリンクがなくなり、Web Toolsへのリンクが設置されていました。
機能が分担された感じでした。
仕様が変わったわけではなさそうですので、ここでは触れずにおきたいと思います。
Googleは、以前からサイト上の広告のあり方によってはランキングを下げる(?)アルゴリズムにも取り組んできていました。
インタースティシャル広告(画面全体にポップアップで表示される類の広告)についてはペナルティ云々というところまで話が発展しました。
インタースティシャル広告はまとめ系サイトや、Facebookに広告出稿されているサイトの多くで見られます。
デスクトップでのインタースティシャル広告はあまり見ない気がしますが、スマホで閲覧するとバリバリです。
他、アフィリエイトリンクばかりでコンテンツがないサイトにもランキングが影響するような旨の発言をしてたこともありました。
サイト内にコンテンツや、そのコンテンツのゴールがないサイトを指していたと認識しています。
それくらい、オンラインコンテンツ上にはよく分からない広告だらけのサイトがあるんですね。
一時期は、「ブログを書いて小遣い稼ぎ」というキャッチが流行ったくらいですからね、何とも言えない流れです。
検索してもらったユーザーに”とんでもサイト”を薦めるというのは、Googleとしても我慢が出来ないという意思の現れですね。
とは言え、Googleは広告を掲載することが悪いと言っているわけではありません。
広告を掲載するに値するサイトやコンテンツであれば、それらは大歓迎ではないでしょうか。
ご存知の通り、adwordsというリスティング広告を運営しているのもGoogleですし、オンライン広告によってユーザー・広告主・代理店の全者が win win になっていることは珍しいことではありません。
ユーザーにとって新しい選択肢となり得る広告については、何ら問題ないように設計されています。
サイト内に広告を掲載したら検索順位が落ちた・・・というように思えた時には、広告の掲載の仕方を見直すようにしましょう。
広告掲載位置と広告掲載量、まずはこれらを見直すべきだと思います。
また、全く関係のないサイト・・・と言うか、極めてグレーなクライアントサイトを掲載する時にも十分に注意をしましょうね。
広告の良し悪しは難しいですね。
広告について議論されてきたのは、何も昨今だけのことではありません。
昔・・・と言ってしまうとアレなんですが、新聞の折り込みや看板、テレビや雑誌、それらが出てきてからずっと様々なところで議論されてきました。
その延長上にあるのが現在というだけなので、真新しい話題というわけではありません。
ただしかし、オンラインにおけるコンテンツと広告のあり方は新しい手法のため、どこか新しい話題になってしまっているのかもしれません。
広告を掲載して収益を出すタイプのオウンドメディアや集客メディアにとって、検索ランキングが下がるのはまずい状態です。
しかし、広告ばかり掲載してランキングが下がるのもまずい状態です。
言わずもがな、、、というところではありますが、全てはコンテンツありきのお話です。
広告コンテンツを考えるのではなく、ユーザーに向けた情報を充実させた上で広告を掲載というのがベターな状態ではないでしょうか。
Web Toolsは広告を掲載されている媒体サイト様にとって必須なツールになりそうですので、これからのアップデートにも期待をしたいところですね。
執筆 : 清水 隼斗
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