AMPとは、Googleがスマホ端末向けに、超高速でページを表示するために開発を進めているプロジェクト名です。
Accelerated Mobile Pagesを略してAMPです。
AMP HTMLとは、そのプロジェクトで策定されているマークアップ言語でして、このAMP HTMLを正しく記述することで、スマホ検索で恩恵を受けることが出来るというところです。
スマホでGoogle検索を行うと見ることが出来、AMPページが検索結果に出力され確認することが出来ます。
パソコンからでは確認出来ません。
現行の検索結果にAMPページを表示するには、ブログかニュース記事の類でなければいけませんでした。
そのため、一般的なWEBサイトをAMP対応にしても、検索結果上に出力されることはありませんでした。
付け加えて、検索結果にAMPページが出る時は通常の検索結果とは異なり、サムネイル表示されるなど、通常検索とは若干異なる仕様でした。
過去記事も参考までに見てみて下さい。
2016年2月27日の記事なんですが、この時から2016年8月現在でも、だいぶと仕様が追加されていたりするので、もっと便利なマークアップになっているのは間違いないと思って下さい。
この度、GoogleがAMPページを通常検索に表示する実験を開始したようです。
通常検索結果と、実験を開始した検索結果の違いをキャプチャにしたのがアイキャッチ画像です。
また、以下にそのデモページのURLを記載致しますので、スマホからアクセスしてみて下さい。
今回の実験では、ブログやニュース記事以外にもAMP HTMLを正しく記述されているページは全て対応していくとのことでした。
当サイトのコラムについても無事にAMP表示を確認出来ましたので、とりあえずは一安心です。
ということで、AMP対応をされているサイトの運営者様はご確認を頂くと安心出来ると思います(笑)
AMP対応を導入すべきか否か論が散見されます。
以下のような面白い記事も過去に出てきました。
AMP対応は、恩恵を受けることが出来る類のサイトとそうでないサイトが別れるので、恩恵を受けることが出来そうなら対応すべきだと思いますし、そうでなければ対応しなくてもいいのではないでしょうか。
ただ、スマホの検索に関わられる方にとっては外せないところだと感じています。
紹介したブログ記事のお話ではないのですが、10年の間に何度サイトのリニューアルを行うのかを考えれば、AMPの終焉や広がりを想定して必要性の有無を想定するのはナンセンスかな?と思います。
一つのサイトをリニューアルもせず10年も運営する方が珍しいと思いますし。
また、今から10年前には斬新で今もまだバリバリ現役で使われているモノって、、、そんなにないような気がします。
ぶっちゃけ、xmlみたいなモノもGoogleがxml形式のファイルを有用に使うという理由だけで、一般的なサイトの運営者が使っている程度のことだと思います。
サイトに訪れたユーザーにはほぼ関係のないモノなんですけどね。
つまりそういうことでして、AMPにしても何にしても10年も経てば何もかもが変わるので、10年使い続けようとする方が無理あるお話だと感じます。
ということで、AMP導入に迷われている方は、一度テスト出来る環境で試してみることをおすすめしたいと思います。
最初、AMP HTMLは表現の幅が狭いと感じていましたが、だいぶと拡張が進んでいるようです。
当コラムでも目玉拡張機能については、随時紹介していきたいと思っています。
AMP対応した状態のサイトを一度でも運用軌道に乗せることができれば、何か特別なことをしなければいけないわけではないので、楽っちゃ楽で便利なモノだと思います。
食わず嫌いはやめて今のうちに対応した方がいいのかもしれません。
でも、Googleは、「AMPに対応しても検索順位は上がることはない」・・・と言ってますので、、、その辺りは察した方がいいのかもしれません。
なんとなく最近の自分の検索行動を思い返してたんですが、電車に乗ってる時に調べ物をするのに表示の遅いページは見なくなってきた気がします。
これはどなた様もあまり変わらないような気がします。
ということで、ページの表示速度とコンテンツ内容の質はこれからも着目したいところのような気がする今日この頃です。
執筆 : 清水 隼斗
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